VBA バイト数で文字を取り出すLeftB関数・RightB関数・MidB関数

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LeftB 【レフトバイト】関数 RightB 【ライトバイト】関数

文字列の左端から指定したバイト数分の文字列を取得するには、LeftB【レフトバイト】関数を使用します。文字列の右端から指定したバイト数分の文字列を取得するには、RightB【ライトバイト】関数を使用します。

LeftB 【レフトバイト】関数、RightB 【ライトバイト】関数書式と引数の説明

引数の省略はできません。
LeftB(String,Length)
RightB(String,Length)
【戻り値】バリアント型(内部処理形式StringのVariant)

  • String 【ストリング】(必須)
    取り出し元の文字列または、文字列式を指定します。
  • Length 【レングス】(必須)
    左端または、右端から取り出すバイト数を指定します。半角、全角問わず1文字を2バイトとして扱います。
    ※0未満の数値を指定するとエラーになります。
    ※奇数のバイト数を指定すると誤値になります。
    ※空白も2バイトとして数えます。

MidB【ミッドバイト】関数

※VBAでUnicode でのMidB はサポートされていませんが以下の方法で使用することができます。
文字列の指定バイト位置から指定バイト分の文字列を取得するには、MidB【ミッドバイト】関数を使用します。

MidB【ミッドバイト】関数の書式と引数の説明

[]内は省略可能です。
MidB(String,Start[,Length])
【戻り値】バリアント型(内部処理形式StringのVariant)

  • String 【ストリング】(必須)
    取り出し元の文字列または、文字列式を指定します
  • Start【スタート】
    文字を取り出す開始位置を半角1文字を1バイト全角1文字を2バイトとして指定します。
    ※0以下の数値を指定するとエラーになります。
    ※全角空白は2バイト半角空白は1バイトとして指定します。
  • Length【レングス】(省略可)
    取り出す文字数を半角全角問わず1文字2バイトとして指定します。省略した場合は、引数Start【スタート】に指定した位置以降のすべての文字列を返します。
    ※0未満の数値を指定するとエラーになります。
    ※全角半角問わず空白も2バイトとして数えます。

コード例

Sub 文字取り出し()
MsgBox "簡単ExcelVBA" & vbCrLf & _
       LeftB("簡単ExcelVBA", 4) & vbCrLf & _
       MidB("簡単ExcelVBA", 5, 10) & vbCrLf & _
       RightB("簡単ExcelVBA", 6)
End Sub

実行結果


以上で、LeftB【レフトバイト】関数 RightB【ライトバイト】関数 MidB【ミットバイト】関数の解説を終了します。ありがとうございました。

文字列関数一覧表

文字列関数の一覧表です。
関数名のリンクで詳細ページが開きます。
関数内容
Formatデータの表示書式を変換
Left文字列の左端から文字列の一部分を取り出す
Right文字列の右端から文字列の一部分を取り出す
Mid文字列の指定した一部分を取り出す
LeftB文字列の左端からバイト数で文字列の一部分を取り出す
RightB文字列の右端からバイト数で文字列の一部分を取り出す
MidB文字列の指定位置からバイト数で文字列の一部分を取り出す
Len文字列の長さを取得する
LenB文字列のバイト数を取得する
ChrASCIIコードに対応する文字を取得する
Asc文字に対応するASCIIコードを取得する
StrConv文字の種類を変換する
LCaseアルファベットの大文字を小文字に変換
UCaseアルファベットの小文字を大文字に変換
LTrim文字列の先頭にあるスペースを削除する
RTrim文字列の末尾にあるスペースを削除する
Trim文字列の先頭と末尾のスペースを削除する
Replace文字列を置換えする
Spaceスペースを追加する
String文字を指定した数表示する
StrComp2つの文字を比較する
InStr文字を文字列の先頭から検索する
InStrRev文字を文字列の末尾から検索する

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