VBA ASCIIコードから文字を取得するChr関数 コードを取得するAsc関数

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Chr 【キャラクター】関数

ASCII【アスキー】コード対応する文字を取得するには、Chr 【キャラクター】関数を使用します。

ASCII(アスキー)コードとは

アルファベット、数字、記号、空白文字、制御文字を収録した文字コードです。


Chr【キャラクター】関数の書式と引数の説明

Chr(Charcode)
【戻り値】長整数型(Long)の値。引数Charcodeに指定されたASCIIコードに対応する文字や制御文字などを返します。

  • Charcode【キャラクターコード】(必須)
    取得したい文字のASCII【アスキー】コードを長整数型(Long)の値で指定します。
    ※0~31のASCIIコードに対応する文字は表示されません。この範囲には制御文字も含まれています。
    ※OSが使用している国別に割り当てられた文字セットにより、127以上のASCIIコードで表示される文字は異なる場合があります。

ASCII【アスキー】コード表

10進数文字説明10進数文字10進数文字10進数文字
0NULヌル文字64@128192
1SOHヘッダ開始65A129193
2STXテキスト開始66B130194
3ETXテキスト終了67C131195
4EOT転送終了68D132196
5ENQ照会69E133197
6ACK肯定応答70F134198
7BELビープ音71G135199
8BSバックスペース72H136200
9TAB水平タブ73I137201
10LF改行74J138202
11VT垂直タブ75K139203
12FF改ページ76L140204
13CR復帰77M141205
14SOシフトアウト78N142206
15SIシフトイン79O143207
16DLE伝送制御拡張80P144208
17DC1装置制御181Q145209
18DC2装置制御282R146210
19DC3装置制御383S147211
20DC4装置制御484T148212
21NAK否定応答85U149213
22SYN同期信号86V150214
23ETB転送ブロック終了87W151215
24CAN取り消し88X152216
25EM媒体終了89Y153217
26SUB置き換え90Z154218
27ESCエスケープ91[155219
28FSファイル区切り92\156220
29GSグループ区切り93]157221
30RSレコード区切り94^158222
31USユニット区切り95_159223
32Space96`160224
33!97a161225
3498b162226
35#99c163227
36$100d164228
37%101e165229
38&102f166230
39103g167231
40(104h168232
41)105i169233
42*106j170234
43+107k171235
44,108l172236
45109m173237
46.110n174238
47/111o175239
480112p176240
491113q177241
502114r178242
513115s179243
524116t180244
535117u181245
546118v182246
557119w183247
568120x184248
579121y185249
58:122z186250
59;123{187251
60<124|188252
61=125}189253
62>126~190254
63?127DEL191ソ255

Constants【コンテンツ】モジュールの定数

CharCodeConstantsの定数内容
Chr(0)vbNullcharNULL文字
Chr(8)vbBackバックスペース文字
Chr(9)vbTabタブ文字
Chr(10)vbLfラインフィード文字
Chr(13)vbCrキャリッジリターン文字
Chr(10)&Chr(13)vbCrLf改行文字

改行文字を使うコード例

Sub 改行()
MsgBox "エクセル" & Chr(13) & Chr(10) & "VBA"
End Sub

実行結果


Asc【アスキー】関数

文字に対するASCII【アスキー】コードを取得するには、Asc【アスキー】関数を使用します。


Asc【アスキー】関数の書式と引数の説明

Asc(String)
【戻り値】整数型(Integer)の値。引数String【ストリング】に指定された文字に対応するASCII【アスキー】コードを返します。

  • String【ストリング】(必須)
    ASCII【アスキー】コードを取得したい文字を指定します。
    ※取得できるASCII【アスキー】コードの範囲は0~255です。
    ※引数String【ストリング】に文字列を指定した場合は、先頭文字のASCII【アスキー】コードが返されます。

ASCII【アスキー】コードを取得するコード例

Sub アスキーコード取得()
Dim 文字 As String
文字 = InputBox("ASCIIコードを取得したい文字を入力してください。")
MsgBox Asc(文字)
End Sub

実行結果



以上で、Chr【キャラクター】関数と、Asc【アスキー】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。

文字列関数一覧表

文字列関数の一覧表です。
関数名のリンクで詳細ページが開きます。
関数内容
Formatデータの表示書式を変換
Left文字列の左端から文字列の一部分を取り出す
Right文字列の右端から文字列の一部分を取り出す
Mid文字列の指定した一部分を取り出す
LeftB文字列の左端からバイト数で文字列の一部分を取り出す
RightB文字列の右端からバイト数で文字列の一部分を取り出す
MidB文字列の指定位置からバイト数で文字列の一部分を取り出す
Len文字列の長さを取得する
LenB文字列のバイト数を取得する
ChrASCIIコードに対応する文字を取得する
Asc文字に対応するASCIIコードを取得する
StrConv文字の種類を変換する
LCaseアルファベットの大文字を小文字に変換
UCaseアルファベットの小文字を大文字に変換
LTrim文字列の先頭にあるスペースを削除する
RTrim文字列の末尾にあるスペースを削除する
Trim文字列の先頭と末尾のスペースを削除する
Replace文字列を置換えする
Spaceスペースを追加する
String文字を指定した数表示する
StrComp2つの文字を比較する
InStr文字を文字列の先頭から検索する
InStrRev文字を文字列の末尾から検索する

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