印刷ページの余白を設定する方法
印刷ページに余白を設定するには、「ページ設定」ダイアログを表すPageSetUp【ページセットアップ】オブジェクトで「ページ設定」ダイアログボックス内の「余白」タブの設定項目を各プロパティで設定します。
PageSetUp【ページセットアップ】オブジェクトを取得するには、Worksheet【ワークシート】オブジェクトやChart【チャート】オブジェクトのPageSetUp 【ページセットアップ】プロパティを使用して取得します。
PageSetUp 【ページセットアップ】プロパティ
「ページ設定」ダイアログを表すPageSetUp【ページセットアップ】オブジェクトを取得するには、PageSetUp 【ページセットアップ】プロパティを使用します。
PageSetUp 【ページセットアップ】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.PageSetUp
- オブジェクト(必須)
Worksheet【ワークシート】オブジェクトまたは、Chart【チャート】オブジェクトを指定します。
「余白」タブのプロパティ
※各プロパティは値の取得と設定ができます。
各プロパティの書式と設定値の説明
【取得】
オブジェクト.プロパティ
【設定】
オブジェクト.プロパティ = 設定値
- オブジェクト(必須)
PageSetUp【ページセットアップ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
各プロパティの設定値を指定します。
[余白」タブの各プロパティ一覧
- TopMargin【トップマージン】プロパティ
用紙の上の余白をポイント単位(1ポイント約0.035cm)の数値で指定します。
「ページ設定」ダイアログボックスの「余白」ダブに表示される余白の単位はセンチメートル単位です。VBAでのプロパティではポイント単位になりますが、センチメートル単位で指定するには、Application【アプリケーション】オブジェクトのCentimetersToPoints【センチメーターズトゥポイント】メソッドを使用してセンチメートルで指定してポイント単位に変換する必要があります。 - BottomMargin【ボトムマージン】プロパティ
用紙の下の余白をポイント単位の数値で指定します。 - LeftMargin【レフトマージン】プロパティ
用紙の左の余白をポイント単位の数値で指定します。 - RightMargin【ライトマージン】プロパティ
用紙の右の余白をポイント単位の数値で指定します。
- HeaderMargin【ヘッダーマージン】プロパティ
ヘッダーの余白をポイント単位の数値で指定します。 - FooterMargin【フッターマージン】プロパティ
フッターの余白をポイント単位の数値で指定します。
※余白のプロパティを省略した場合は既定の余白が設定されます。
- CenterHorizontally【センターホリゾンタリィー】プロパティ
印刷位置を水平方向のページ中央に設定する場合はTrueを指定します。省略した場合はFalseで左よりになります。左右の余白の大きさが均等でない場合は中央になりません。 - CenterVertically【センターバーティカリィー】プロパティ
印刷位置を垂直方向のページ中央に設定する場合はTrueを指定します。省略した場合はFalseで上よりになります。上下の余白の大きさが均等でない場合は中央になりません。
印刷ページに余白を設定したコード例
Sub 余白() With ActiveSheet.PageSetup .TopMargin = Application.CentimetersToPoints(1) .BottomMargin = Application.CentimetersToPoints(1) .LeftMargin = Application.CentimetersToPoints(1) .RightMargin = Application.CentimetersToPoints(1) .HeaderMargin = Application.CentimetersToPoints(0.5) .FooterMargin = Application.CentimetersToPoints(0.5) .CenterHorizontally = True .CenterVertically = True End With End Sub
実行結果
以上で、余白を設定する PageSetUp【ページセットアップ】オブジェクトのプロパティについての
解説を終了します。ありがとうございました。