Split【スプリット】関数
文字列を区切り文字の位置で分割して、一次元配列に格納するにはSplit【スプリット】関数を使用します。
Split【スプリット】関数の書式と引数の説明
[]内は省略可能です。
Split(Expression[,Delimiter,Limit,Compare])
【戻り値】バリアント型
- Expression【エクスプレッション】(必須)
区切り文字を含む分割したい文字列を指定します。Expression【エクスプレッション】は「表現」という意味があります。 - Delimiter【デリミタ】(省略可)
分割位置を表す区切り文字を指定します。省略した場合はスペースが分割位置として指定されます。Delimiter【デリミタ】は「区切り文字」という意味があります。 - Limit【リミット】(省略可)
Split関数が返す配列の要素数を指定します。省略した場合は「‐1」が指定され、すべての要素を含んだ配列を返します。Limit【リミット】は「制限」という意味があります。 - Compare【コンペア】(省略可)
区切り文字を識別するときの比較モードをvbCompareMethod列挙型の定数、または値で指定します。省略した場合はvbBinaryCompareが指定されます。Compare【コンペア】は「比較する」という意味があります。VbCompareMethod列挙型 定数 値 内容 vbBinaryCompare
【ブイビーバイナリコンペア】0 バイナリモードで比較(既定値) vbTextCompare
【ブイビーテキストコンペア】1 テキストモードで比較 ※バイナリモードは「大文字と小文字」「全角と半角」「ひらがなとカタカナ」を区別します。テキストモードはそれらを区別しません。より厳密に文字列を比較したい場合は、「バイナリモード」を指定します。
※Split関数が返す配列を、要素数を指定した配列変数(静的配列)に格納することはできません。要素数を指定しない動的配列に格納します。
使用例はセルの姓と名、都道府県と市町村を分割するをご覧ください。
以上で、Split【スプリット】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。
配列 関数一覧表
配列に関連する関数の一覧表です。関数名がリンクになっていて
詳細説明ページが開きます。
関数名 | 内容 |
---|---|
Array | 配列の各要素をまとめて格納する |
LBound | 配列インデクス番号の下限値を取得する |
UBound | 配列インデクス番号の上限値を取得する |
Split | 文字列を分割して配列に格納する |
Join | 配列の要素を結合する |
Filter | 特定の要素を取得する |