セルにテーマの色を設定する方法
セルにテーマの色を設定するには、Interior【インテリア】オブジェクトのThemeColor【テーマカラー】プロパティを使用します。
ThemeColorプロパティはExcel2007から追加されたプロパティです。
ThemeColor【テーマカラー】プロパティ
ThemeColor【テーマカラー】プロパティの書式と設定値の説明
【取得】
オブジェクト.ThemeColor
【戻り値】バリアント型 (Variant) の値
【設定】
オブジェクト.ThemeColor = 設定値
- オブジェクト(必須)
塗りつぶしを表す、Interior【インテリア】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
テーマカラーの基本色となるxlThemeColor列挙型の定数または、値を指定します。
カラーパレットにある「テーマの色」の1行目に表示されている、基本色の左から順番に対応しています。定数によって設定される色は、設定されているテーマやExcelのバージョンによって異なります。
定数 | 値 | 内容(テーマ:Officeの場合) |
---|---|---|
xlThemeColorDark1 | 1 | 背景1(白) |
xlThemeColorLight1 | 2 | テキスト1(黒) |
xlThemeColorDark2 | 3 | 背景2(薄い灰色) |
xlThemeColorLight2 | 4 | テキスト2(ブルーグレー) |
xlThemeColorAccent1 | 5 | アクセント1(青) |
xlThemeColorAccent2 | 6 | アクセント2(オレンジ) |
xlThemeColorAccent3 | 7 | アクセント3(灰色) |
xlThemeColorAccent4 | 8 | アクセント4(ゴールド) |
xlThemeColorAccent5 | 9 | アクセント5(水色) |
xlThemeColorAccent6 | 10 | アクセント6(緑) |
テーマの種類
※設定されているテーマによって、定数によって指定される色は変化します。
いずれのテーマも左から順に定数と値が割り当てられます。
TintAndShade【テントアンドシェイド】プロパティ
セルに設定された色に明暗を設定するには、Interior【インテリア】オブジェクトのTintAndShade【テントアンドシェイド】プロパティを使用します。
TintAndShade【テントアンドシェイド】プロパティの書式と設定値の説明
【取得】
オブジェクト.TintAndShade
【戻り値】単精度浮動小数点型 (Single) の値
【設定】
オブジェクト.TintAndShade = 設定値
- オブジェクト(必須)
塗りつぶしを表す、Interior【インテリア】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
0を中間値として、-1(最も暗い)~1(最も明るい)の間値を小数点を使用して設定します。
表範囲にテーマカラーで色を設定してデータ範囲の色を明るくするコード例
Sub 表色() With Range("B2").CurrentRegion .Interior.ThemeColor = 10 .Offset(1, 1).Resize(.Rows.Count - 1, .Columns.Count - 1). _ Interior.TintAndShade = 0.5 End With End Sub
実行前
実行後
以上で、セルにテーマの色を設定する ThemeColor【テーマカラー】プロパティについての解説を終了します。ありがとうございました。