JavaScript 配列変数

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JavaScriptの配列変数

変数は1つのデータだけしか格納できませんでしたが、配列変数は1つの箱に仕切りを設けたイメージで複数のデータを格納することができます。

配列変数は略して配列とも呼びます。配列を使用すると一つの変数名で、複数のデータを取り扱うことができます。

リテラル配列とArray【アレイ】オブジェクト

JavaScriptで配列を生成する方法は、配列リテラルと配列を表すArray【アレイ】オブジェクトがあります。

どちらも同じように配列がオブジェクトとして生成されますが、整数を1つだけ指定した場合の挙動に違いがあります。例えば、

var a = [5];               //配列リテラル
var a = new Array(5);   //Arrayオブジェクト

配列リテラルは整数5が格納された要素1つの配列が生成されます。

Arrayオブジェクトは整数5が格納された配列は生成されずにデータを持たない空の要素が5つの配列が生成されます。

今回は「配列リテラル」を使用した配列の生成について解説します。

一次元配列

一次元配列は、一つの箱を仕切りで区切って複数のデータを格納するイメージで一つの変数で複数のデータを管理できます。

このような配列を一次元配列をいいますが一般的には「配列」と略していいます。

配列の仕切りで区切られた1つ1つの入れ物を「要素」といい「要素」には0から始まる「添え字」(インデックス)が割り当てられ使用時には変数名と「添え字」を使用してデータを扱います。

配列宣言の書式

var 配列変数名 = [データ1,データ2,・・・・]


配列から要素を参照する書式

配列変数名[添え字]


配列に代入したデータ(要素)は上記の書式で参照することができます。

添え字は0から始まる連番で表記します。例えば、3番目の要素は「配列名[2]」で参照します。

配列に格納された3番目の要素を出力するコード例

 var num = [1,2,3,4,5];
     document.write(num[2]);

実行結果


要素のデータを変更する書式

配列名[添え字] = 新しいデータ;


指定した要素の中のデータを変更する場合は、代入演算子「=」を使用して新しいデータを代入します。

変数と同じで要素は1つのデータしか保持できなため代入後は元のデータは消えます。

要素を書き換えることを「再代入」といいます。

配列のすべての要素を参照して出力する方法

配列の要素は「配列名[添え字]」という書式で参照できますがすべての要素を参照する場合で要素の数が多い場合は、要素数分の書式を記述して参照するとコード量が増え可読性も悪くなります。

そこで、繰り返し処理のfor of【フォーオフ】文を使用してすべての要素を参照して出力する例をご紹介します。

コード例

 var num = [1,2,3,4,5];
   for(var i of num){
    document.write(i);
   }

実行結果


以上で、JavaScriptの配列変数についての解説を終了します。ありがとうございました。

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