VBA 三角比をもとめる Sin関数 Cos関数 Tan関数 角度をもとめる Atn関数

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Sin【サイン】関数 Cos【コサイン】関数 Tan【タンジェント】関数

  • Sin【サイン】関数は指定された角度(ラジアン)に対する正弦を返します。
    【c辺の長さに対するa辺の長さの比率を返します。】
  • Cos【コサイン】関数は指定された角度(ラジアン)に対する余弦を返します。
    【c辺の長さに対するb辺の長さの比率を返します。】
  • Tan【タンジェント】関数は指定された角度(ラジアン)に対する正接を返します。
    【b辺の長さに対するa辺の長さの比率を返します。】

Sin【サイン】関数 Cos【コサイン】関数 Tan【タンジェント】関数の書式と引数の説明

Sin(Number)
Cos(Number)
Tan(Number)
【戻り値】倍精度浮動小数点型 (Double)

  • Number【ナンバー】
    角度を表す倍精度浮動小数点数型 (Double) の数値または、任意の有効な数式 (単位はラジアン) で指定します。

ラジアンとは

ラジアンは円における半径と弧の比によって決められている単位です。「1ラジアン」は弧の長さが半径の長さと同じになる扇型の中心角で、度数法でいうと約57.3度(1ラジアン= 180度/円周率)でもとめられます。



度数をラジアンに変換する計算方法

度数*円周率/180


上記の式で度数をラジアンに変換できます。円周率(π)は、「Excel」ではPI関数があり円周率をもとめられます。「VBA」には、円周率を直接もとめる関数がありませんがAtn【アークタンジェント】関数で円周率(π)をもとめることができます。

Atn【アークタンジェント】関数

直角三角形の直角をはさむ2辺の割合を引数として受け取りそれに対応する角度(ラジアン)を返します。

Atn【アークタンジェント】関数の書式と引数の説明

Atn(Number)
【戻り値】倍精度浮動小数点型 (Double)

  • Number【ナンバー】
    直角三角形の 直角をはさむ 2 つの辺の長さの比率を指定します。

Atn関数で円周率(π)をもとめる書式

4*Atn(1)


コード例

Sub 三角関数()
MsgBox _
"角度が45度のときの正弦は:" & Sin(45 * 4 * Atn(1) / 180) & vbCrLf & _
"角度が45度のときの余弦は:" & Cos(45 * 4 * Atn(1) / 180) & vbCrLf & _
"角度が45度のときの正接は:" & Tan(45 * 4 * Atn(1) / 180) & vbCrLf & _
"円周率は:" & 4 * Atn(1)
End Sub

実行結果


以上で、Sin【サイン】関数、Cos【コサイン】関数、Tan【タンジェント】関数 、Atn【アークタンジェント】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。

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