FileLen【ファイルレン】関数
ファイルサイズを調べるには、FileLen【ファイルレン】関数を使用します。バイト単位でファイルサイズを取得できるので正確なファイルサイズを調べるのに向いています。
FileLen【ファイルレン】関数の書式と設定値(引数)の説明
FileLen(PathName)
【戻り値】長整数型 (Long)
- PathName【パスネーム】(必須)
ファイルサイズを調べるファイル名を指定します。パスを含めて指定できます。ファイル名のみ指定した場合はカレントフォルダーのファイルが操作対象になります。
※長整数型(Long)の値を返すので、戻り値を代入する変数の型はLongで宣言します。
※すでに開いているファイルサイズを調べたときはファイルが開かれる前のファイルサイズを返します。
コードと解説
Sub ファイルサイズ() Dim ファイル名 As String Dim ファイル名2 As String On Error GoTo エラー処理 ファイル名 = InputBox("ファイルサイズを調べたいファイル名を入力してください。") ファイル名2 = ThisWorkbook.Path & "¥" & ファイル名 MsgBox "ファイルサイズは" & Format(FileLen(ファイル名2), "#,###") & "Byteです。" Exit Sub エラー処理: MsgBox "ファイルが見つかりません。" End Sub
InputBox【インプットボックス】関数でユーザーからファイル名と拡張子を入力してもらい、変数ファイル名に格納します。変数ファイル名2にこのマクロが記述されているパスで変数ファイル名のファイル名を代入します。FileLen【ファイルレン】関数でファイルサイズを取得し、Format【フォーマット】関数で3桁にカンマを付けています。その値をMsgBox【メッセージボックス】関数で表示しています。
実行結果
FileDateTime【ファイルデイトタイム】関数
ファイルの更新日時を調べるには、FileDateTime【ファイルデイトタイム】関数を使用します。ファイルの更新日時を日付型(date)で返します。引数の値にフォルダー名を指定すれば、フォルダーの更新日時を取得できます。
FileDateTime【ファイルデイトタイム】関数の書式と設定値(引数)の説明
FileDateTime(PathName)
【戻り値】日付型 (Date)
- PathName【パスネーム】(必須)
更新日時を調べるファイル名またはフォルダー名を指定します。パスを含めて指定できます。ファイル名またはフォルダー名のみ指定した場合はカレントフォルダーのファイルが操作対象になります。
コード例
Sub 更新日時() Dim ファイル名 As String Dim ファイル名2 As String On Error GoTo エラー処理 ファイル名 = InputBox("更新日時を調べたいファイル名を入力してください。") ファイル名2 = ThisWorkbook.Path & "¥" & ファイル名 MsgBox " 更新日時は" & FileDateTime(ファイル名2) & "です。" Exit Sub エラー処理: MsgBox "ファイルが見つかりません。" End Sub
※基本的には、ファイルサイズを調べるコードと同じです。
実行結果
以上で、FileLen【ファイルレン】関数FileDateTime【ファイルデイトタイム】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。