支払いの請求日や商品の納品日などの決まった日付を求めるには、年・月・日から日付を求めるDATE【デイト】関数と、日付データから「年」を求めるYEAR【イヤー】関数と、日付データから「月」を求めるMONTH【マンス】関数を組み合わせて使用します。
DATE【デイト】関数
引数に指定した年、月、日を表すデータから日付シリアル値を返します。
日付のシリアル値とは、エクセルは日付の計算を簡潔にするために日付データをシリアル値という形式で保持します。シリアル(Serial)は「直列の」という意味がありシリアル値は「連続した数値」という意味があります。
日付のシリアル値は1900年1月1日を起点に、日数経過とともに1ずつ加算した数値です。
DATE【デイト】関数の書式と引数の説明
=DATE( 年, 月, 日 )
【戻り値】日付シリアル値
【戻り値】日付シリアル値
- 年(必須)
年を表す整数値、または年を表す値が入力されているセル番地を指定します。1900~9999までの整数値で指定します。 - 月(必須)
月を表す整数値、または月を表す値が入力されているセル番地を指定します。1~12までの整数値で指定します。12より大きい数値を指定した場合は、翌年以降の月として計算されます。 - 日(必須)
日を表す整数値、または日を表す値が入力されているセル番地を指定します。1~31までの整数値で指定します。その月の最終日を超える数値を指定した場合は、翌月以降の日付として計算されます。
YEAR【イヤー】関数
引数に指定したシリアル値や日付データから「年」を返します。
YEAR【イヤー】関数の書式と引数の説明
=YEAR( シリアル値 )
【戻り値】日付データの年データ
【戻り値】日付データの年データ
- シリアル値(必須)
日付を表すシリアル値や文字列、または日付を表す値が入力されているセル番地を指定します。日付を表す文字列を指定する場合は、日付をダブルクオーテーション「”」で囲みます。
使用例
A1セルの値が2018/01/01の場合
=YEAR(A1)
【戻り値】2018
=YEAR(A1)
【戻り値】2018
=YEAR(“2018/01/01”)
【戻り値】2018
【戻り値】2018
MONTH【マンス】関数
引数に指定したシリアル値や日付データから「月」を返します。
MONTH【マンス】関数の書式と引数の説明
=MONTH( シリアル値 )
【戻り値】日付データの月データ
【戻り値】日付データの月データ
- シリアル値(必須)
日付を表すシリアル値や文字列、または日付を表す値が入力されているセル番地を指定します。日付を表す文字列を指定する場合は、日付をダブルクオーテーション「”」で囲みます。
使用例
A1セルの値が2018/01/01の場合
=MONTH(A1)
【戻り値】1
=MONTH(A1)
【戻り値】1
=MONTH(“2018/01/01”)
【戻り値】1
【戻り値】1
指定された日付から翌月や翌々月の指定日を求める関数
A2セルの日付を基準に翌々月の15日を求める関数と解説
=DATE( YEAR(A2), MONTH(A2)+2,15 )
- YEAR(A2)(必須)
A2セルの日付データからYEAR【イヤー】関数を使用して「年」データを取得します。 - MONTH(A2)+2(必須)
A2セルの日付データからMONTH【マンス】関数を使用して「月」を取得し翌々月なので「2」を加算します。翌月の場合は「1」を加算します。 - 15(必須)
第三引数には日付を表す数値を直接指定します。ここでは15日を指定しているので「15」を設定します。
実行結果
以上で、指定された日付から翌月や翌々月の指定日を求める関数についての解説を終了します。ありがとうございました。