セルの列幅に関するプロパティとメソッド
プロパティ | 内容 |
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Columnwidth 【カラムワイズ】 | 指定したセル範囲の列の幅を取得または設定します。 |
UseStandardWidth 【ユーズスタンダードワイズ】 | 指定したセル範囲の列幅を標準の幅に設定します。 |
メソッド | 内容 |
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AutoFit 【オートフィット】 | 列の幅や行の高さをセルの文字列に合わせて調整します。 |
ColumnWidth【カラムワイズ】プロパティ
指定したセル範囲の列幅を取得または設定するには、Range【レンジ】オブジェクトのColumnWidth【カラムワイズ】プロパティを使用します。指定した範囲の列幅を取得して他の列に設定したり、複数の列をまとめて同じ幅に揃えたりするときに使用します。
Columnwidth【カラムワイズ】プロパティの書式と設定値の説明
【取得】
オブジェクト.ColumnWidth
【設定】
オブジェクト.ColumnWidth = 設定値
- オブジェクト
列の幅を取得または設定するセル範囲をRange【レンジ】オブジェクトで指定します。列幅を取得する場合は単一のセルを指定します。セル範囲を指定した場合はセル範囲の最初のセルの幅が返ります。 - 設定値
列の幅を標準フォント1文字(半角英数)を1とする単位で指定します。
列幅を取得するコード例
Sub 幅取得() Dim 幅 As Single 幅 = Range("A1").ColumnWidth MsgBox 幅 End Sub
実行結果
列幅を設定するコード例
Sub 幅設定() Range("A:B").ColumnWidth = 15 End Sub
実行結果
UseStandardWidth【ユーズスタンダードワイズ】プロパティ
指定したセル範囲の列幅を標準の幅に戻すには、Range【レンジ】オブジェクトのUseStandardWidth【ユーズスタンダードワイズ】プロパティを使用します。値の取得および設定が可能です。値の取得の戻り値はブール型(Boolean)で、指定範囲が標準幅の場合は「True」標準幅ではない場合は「False」が返ります。
UseStandardWidth【ユーズスタンダードワイズ】プロパティの書式と設定値の説明
【取得】
オブジェクト.UseStandardWidth
【設定】
オブジェクト.UseStandardWidth = 設定値
- オブジェクト
値を取得する場合は調査するセルやセル範囲、設定する場合は標準幅に戻すセルやセル範囲をRange【レンジ】オブジェクトで指定します。 - 設定値
標準幅に戻す場合は「True」を設定します。
A列の幅が標準幅か確認するコードと解説
Sub 幅確認() Dim 標準幅 As Boolean 標準幅 = Range("A1").UseStandardWidth If 標準幅 Then MsgBox "標準幅です。" Else MsgBox "標準幅ではありません。" End If End Sub
Dim【ディム】ステートメントを使用して変数「標準幅」を宣言し、As【アズ】キーワードを使用して変数のデータ型をブール型(Boolean)に指定します。
3行目【標準幅 = Range(“A1”).UseStandardWidt】
列幅が標準幅かどうかをブール型(TrueかFalse)で返す、Range【レンジ】オブジェクトのUseStandardWidt【ユーズスタンダードワイズ】プロパティを使用して、A1セルの幅を標準幅かどうか判定し、戻り値をブール型の変数「標準幅」に代入します。
4~5行目【If 標準幅 Then
MsgBox “標準幅です。”】
Ifステートメントを使用して条件分岐します。変数「標準幅」の値が満たすとき(True)のときを定義してMsgBox【メッセージボックス】関数を使用して、標準幅であることをユーザーに伝えます。
6~7行目【Else
MsgBox “標準幅ではありません。”】
Else【エルズ】キーワードを使用して条件を満たさなかったとき、つまり変数「標準幅」の値が「False」だったときの処理を定義します。MsgBox関数を使用して標準幅ではないことをユーザーに伝えます。
実行結果
すべてのセルを標準幅に戻すコード例
Sub 標準幅() Cells.UseStandardWidth = True MsgBox "すべてのセル幅を標準値にしました。" End Sub
AutoFit【オートフィット】メソッド
列の幅をセルに表示されている値に合わせて自動調整するには、Range【レンジ】オブジェクトのAutoFit【オートフィット】メソッドを使用します。列幅は列内に入力されている一番長い値に合わせて調整されます。
AutoFit【オートフィット】メソッドの書式と設定値の説明
オブジェクト.AutoFit
- オブジェクト
Columns【カラムス】プロパティを使用してセルの列を表す、Range【レンジ】オブジェクトを取得し自動調整する列を指定します。
すべての列幅を自動調整するコード例
Sub オートフィット() Columns.AutoFit End Sub
A~C列の幅を自動調整するコード例
Sub オートフィット2() Columns("A:C").AutoFit End Sub
以上で、列の幅を設定する方法についての解説を終了します。ありがとうございます。