VBA データ型を変換する関数一覧

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データ型を変換する関数一覧表

関数名内容
CLong【シーロング】データ型を長整数型に変換します。
CDate【シーデイト】データ型を日付型に変換します。
CByte【シーバイト】数値や文字列をバイト型の値に変換します。
CBool【シーブール】数値や文字列をブール型の値に変換します。
CInt【シーインティジャー】数値や文字列を整数型の値に変換します。
CSng【シーシングル】数値や文字列を単精度浮動小数点数型の値に変換します。
CDbl【シーダブル】数値や文字列を倍精度浮動小数点数型の値に変換します。
CCur【シーカレンシー】数値や文字列を通貨型の値に変換します。
CStr【シーストリング】数値や日付リテラルを文字列型の値に変換します。
CVar【シーバリアント】数値や文字列をバリアント型の値に変換します。
CDec【シーデシマル】数値や数値を表す文字列を10進数型の値に変換します。

CLong【シーロング】関数

データ型を長整数型に変換するには、CLong【シーロング】関数を使用します。

CLong【シーロング】関数の書式と引数の説明

CLong(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    長整数型に変換したいデータを指定します。
    数値とみなすことができる文字列の指定もできます。

使用例

使用例戻り値
CLong(1.4)1
CLong(1.5)2
CLong(2.5)2
CLong(“¥1000”)1000

※指定したデータに小数含まれている場合は整数に丸められます。なお、小数部分が「0.5」の場合は、一番近い偶数に丸められます。
※「0.4」以下は切り捨て「0.6」以上は切り上げになります。
※文字列の場合は「”」ダブルクオティーションで囲みます。数値とみなされない文字列を指定した場合はエラーになります。
※長整数値の範囲(―2,147,483,648~2,147,483,647)を超える場合はエラーになります。

CDate【シーデイト】関数

データ型を日付型に変換するには、CDate【シーデイト】関数を使用します。

CDate【シーデイト】関数の書式と引数の説明

CDate(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    日付型に変換したいデータを指定します。数値はシリアル値とみなされます。「平成29年5月1日」のような日付を表す文字列も指定することができます。

使用例

使用例戻り値
CDate(“平成29年5月1日”)2017/05/01
CDate(42856)2017/05/01
CDate(42856.5)2017/05/01 12:00:00

※整数部分が日付、小数部分が時刻に変換されます。
※曜日を含んだ文字列や西暦だけを表す文字列を指定した場合はエラーになります。

CByte【シーバイト】関数

数値や文字列をバイト型の値に変換するには、CByte【シーバイト】関数を使用します。

CByte【シーバイト】関数の書式と引数の説明

CByte(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    バイト型に変換したい数値や文字列を指定します。

使用例

使用例戻り値
CByte(1.4)1
CByte(1.5)2
CByte(2.5)2
CByte(“123”)123

※指定したデータに小数含まれている場合は整数に丸められます。なお、小数部分が「0.5」の場合は、一番近い偶数に丸められます。
※「0.4」以下は切り捨て「0.6」以上は切り上げになります。
※文字列の場合は「”」ダブルクオティーションで囲みます。数値とみなされない文字列を指定した場合はエラーになります。
※バイト型の範囲(0~255)を超える値はエラーになります。

CBool【シーブール】関数

数値や文字列をブール型に変換して「True」または「False」を返すには、CBool【シーブール】関数を使用します。

CBool【シーブール】関数の書式と引数の説明

CBool(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    ブール型に変換したい数値や文字列を指定します。

使用例

使用例戻り値
CBool(0)False
CBool(2)True
CBool(“True”)True
CBool(“False”)False

※引数が数値の場合は0のときは「False」が返り、それ以外の値は「True」が返ります
※文字列は「True」「 False」以外の文字列を指定するとエラーになります。

CInt【シーインティジャー】関数

数値や文字列を整数型に変換するには、CInt【シーインテジャー】関数を使用します。

CInt【シーインティジャー】関数の書式と引数の説明

CInt(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(省略可)
    整数型に変換したいデータを指定します。数値とみなすことができる文字列の指定もできます。

使用例

使用例戻り値
CInt(1.4)1
CInt(1.5)2
CInt(2.5)2
CInt(“¥1000”)1000

※指定したデータに小数含まれている場合は整数に丸められます。なお、小数部分が「0.5」の場合は、一番近い偶数に丸められます。
※「0.4」以下は切り捨て「0.6」以上は切り上げになります。
※文字列の場合は「”」ダブルクオティーションで囲みます。数値とみなされない文字列を指定した場合はエラーになります。
※整数型の範囲(―32,768~32,767)を超える場合はエラーになります。

CSng【シーシングル】関数

数値や文字列を単精度浮動小数点数型に変換するには、CSng【シーシングル】関数を使用します。

CSng【シーシングル】関数の書式と引数の説明

CSng(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    単精度浮動小数点数型に変換したいデータを指定します。数値とみなすことができる文字列の指定もできます。

使用例

使用例戻り値
CSng(100/3)33.33333

CDbl【シーダブル】関数

数値や文字列を倍精度浮動小数点数型に変換するには、CDbl【シーダブル】関数を使用します。

CDbl【シーダブル】関数の書式と引数の説明

CDbl(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    倍精度浮動小数点数型に変換したいデータを指定します。数値とみなすことができる文字列の指定もできます。

使用例

使用例戻り値
CDbl(100/3)33.3333333333333

CCur【シーカレンシー】関数

数値や文字列を通貨型に変換するには、CCur【シーカレンシー】関数を使用します。

CCur【シーカレンシー】関数の書式と引数の説明

CCur(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    通貨型に変換したいデータを指定します。数値とみなすことができる文字列の指定もできます。

使用例

使用例戻り値
CCur(123.456789)123.45678

※整数部が15桁、小数部分が4桁の固定小数点数になります。

CStr【シーストリング】関数

数値や日付リテラルを文字列型に変換するにはCStr【シーストリング】関数を使用します。

CStr【シーストリング】関数の書式と引数の説明

CStr(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    文字列型に変換したいデータを指定します。

使用例

使用例戻り値
CStr(2)2
CStr(#5/1/2017#)2017/05/01

CVar【シーバリアント】関数

数値や文字列をバリアント型に変換するには、CVar【シーバリアント】関数を使用します。

CVar【シーバリアント】関数の書式と引数の説明

CVar(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    バリアント型に変換したいデータを指定します。

使用例

使用例戻り値
CVar(12 & “時”)12時

数値と文字列を連結するときなどに使用します。

CDec【シーデシマル】関数

数値や数値を表す文字列を10進数型に変換するには、CDec【シーデシマル】関数を使用します。戻り値はバリアント型になります。

CDec【シーデシマル】関数の書式と引数の説明

CDec(Expression)

  • Expression【エクスプレッション】(必須)
    10進数型に変換したい数値や数値を表す文字列を指定します。

使用例

使用例戻り値
CDac(“12345”)12345

以上で、データ型を変換する関数についての解説を終了します。ありがとうございました。

データ型を操作する関数一覧表

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関数名内容
CByte数値や文字列をバイト型に変換
CBool数値や文字列をブール型に変換
CInt数値や文字列を整数型の値に変換
CSng数値や文字列を単精度浮動小数点数型に変換
CDbl数値や文字列を倍精度浮遊小数点数型に変換
CCur数値や文字列を通貨型に変換
CStr数値や日付リテラルを文字列型の値に変換
CLngデータ型を長整数型に変換
CDateデータ型を日付型に変換
Val文字列を数値に変換
IsNumericデータが数値かを判定する
IsDateデータが日付や時刻データかを判定する
IsArray変数が配列変数かを判定する
IsNull値がNullかを判定する
IsEmpty値がEmptyかを判定する
IsObject値がオブジェクトかを判定する
IsError値がエラー値かを判定する
TypeNameオブジェクトや変数の種類を調べる
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