Val【バル】関数
文字列を数値に変換するには、Val【バル】関数を使用します。
Val【バル】関数の書式と引数の説明
Val(String)
【戻り値】倍精度浮遊店小数点型(Double)
- String【ストリング】(必須)
数値に変換する文字列を指定します。
※文字列の左端から数字を数値に変換していき、数字以外の文字が見つかった時点で変換を終了します。
※数値に変換された内容がなっかた場合は「0」を返します。
※全角の数字は数値に変換されないで「0」が返ります。
※スペースは無視されます。
Val【バル】関数の使用例
使用例 | 戻り値 | 説明 |
---|---|---|
Val(“123 456”) | 123456 | スペースは無視されます |
Val(“123.456”) | 123.456 | ピリオドは認識されます。 |
Val(“123,456”) | 123 | カンマは認識されません。 |
Val(“¥1,234”) | 0 | 1文字目が数字ではないため変換されない |
Val(“123456”) | 0 | 全角数字なので変換されない |
Val(“2017/05/01”) | 2017 | 最初のスラッシュで変換が終了する |
以上で、Val【バル】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。
データ型を操作する関数一覧表
関数名がリンクになっていて詳細説明ページが開きます
関数名 | 内容 |
---|---|
CByte | 数値や文字列をバイト型に変換 |
CBool | 数値や文字列をブール型に変換 |
CInt | 数値や文字列を整数型の値に変換 |
CSng | 数値や文字列を単精度浮動小数点数型に変換 |
CDbl | 数値や文字列を倍精度浮遊小数点数型に変換 |
CCur | 数値や文字列を通貨型に変換 |
CStr | 数値や日付リテラルを文字列型の値に変換 |
CLng | データ型を長整数型に変換 |
CDate | データ型を日付型に変換 |
Val | 文字列を数値に変換 |
IsNumeric | データが数値かを判定する |
IsDate | データが日付や時刻データかを判定する |
IsArray | 変数が配列変数かを判定する |
IsNull | 値がNullかを判定する |
IsEmpty | 値がEmptyかを判定する |
IsObject | 値がオブジェクトかを判定する |
IsError | 値がエラー値かを判定する |
TypeName | オブジェクトや変数の種類を調べる |
VarType | 変数の内部処理形式を調べる |