エクセル 関数を使ってみよう

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エクセル関数の基本

ビジネスの現場で、これほどエクセルが支持される理由は、瞬時に数値を計算、集計し、さらに、目的に応じて、さまざまな角度から分析してくれる実践的な機能が誰でも、簡単な知識で使えることだと思います。

しかし、数式や関数の入力を敬遠して、エクセルの便利な機能を使いこなしていない人が多いことも事実です。関数を暗記したりする必要はありませんが、関数があることと必要になったときにネットなどで、使い方を調査してその都度、少しずつおぼえてスキルアップしていければよいと思います。

関数と引数

エクセル関数とは、計算などの命令を名前を付けて管理したもの、というイメージです。「関数」の後には()カッコがあり、()の中に入る値が「引数」【ひきすう】になります。関数によっては、引数が不要の関数もありますが、引数がない場合も関数名の後には()が付きます。

例えば A1セル~A10セルに数値があり、その合計をA11セルに表示したい場合は、SUM【サム】関数を使います。計算式は以下のようになります。


=SUM(A1:A10)


関数の前には必ず[=]イコールを入れます。SUM【サム】が関数で合計をする関数です。その後の(A1:A10)のカッコの中が引数になります。

引数のない関数例として、TODAY【トゥデイ】関数があります。TODAY【トゥデイ】関数は今日の日付を返す関数です。計算式は以下のようになります。


=TODAY()


引数がない場合も関数名の後に()をつけます。この計算式をセルに入力すると今日の年月日が表示されます。

上記の関数ですが、使うために計算式をおぼえる必要はありません。エクセルには、「関数の挿入」メニューがあるので「関数挿入メニュー」から簡単に関数をセルに代入できます。

「関数挿入メニュー」の使い方は後ほどします。先に、関数を使わないで、セルに数式を入力する方法を説明します。

セルに数式を入力する方法

エクセルは、セルの最初に=イコールを入力すると数式(計算式)と判断します。例えばセルに「=1+2」と入力してEnter(エンター)を押すと3と表示されます。

実行結果



次に、A1セルに1、A2セルに2が入力されていてA3セルで合計をだしたい場合はA3セルに計算式を=A1+A2と入力すれば、A3セルに3と計算できますが、以下の図のようにすれば簡単に計算式が入力できます。







ちょっと裏技的になりますが、最初の=は+でも同じ結果になります。テンキーがある場合は、=よりも+で入力したほうが便利です。

計算でもちいる、プラスやマイナスのことを「算術演算子」といいます。エクセルで使用できる「算術演算子」を表にまとめましたのでご覧ください。

エクセルで使用する算術演算子一覧表

算術演算子内容
+ 【プラス】加算
– 【マイナス】減算
* 【アスタリスク】乗算(掛け算)
/ 【スラッシュ】除算(割り算)
^ 【キャレット】べき乗
% 【パーセント】パーセント

関数の挿入メニューの使い方

だいぶ話がそれた感がありますが、本題の関数について解説します。冒頭に、関数式を暗記する必要はないと書きましたが、
こういう関数があることだけ知っていれば、関数式をおぼえなくても関数の挿入メニューを使えば、簡単に関数を挿入できます。

A1セルに1 A2セルに2 A3セルにSUM(サム)関数で合計を出す例

結果を表示するA3セルを選択します。
関数挿入ボタンをクリックします。



関数挿入メニューが表示されました。
検索ボックスにやりたいことを入力します。今回は「合計」
関数の候補が表示されるのでその中から選択します。
選択したらOKボタンをクリックします。



自動的に合計範囲が入力されています。
変更する場合は対象範囲のセルを操作します。
良かったらOKをクリックします。



計算結果が表示されました。



以上で簡単ではありますが、エクセルの関数の使い方の基本の解説を終了します。エクセルの関数は約480弱あります。
暗記する必要はなく、必要になった時に勉強すればいいと思います。

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