ワークシートの見栄えを変更する
ワークシートの見栄えを変更するには、Window【ウィンドウ】オブジェクトやApplication【アプリケーション】オブジェクトの 各プロパティで操作します。
シートの見栄えを変更するWindow【ウィンドウ】オブジェクトのプロパティ
プロパティ | 内容 |
---|---|
DisplayGridlines 【ディスプレイグリッドラインズ】 | ワークシートの枠線表示と非表示を設定します。 |
DisplayWorkbookTabs 【ディスプレイワークブックタブズ】 | シート見出しの表示と非表示を設定します。 |
DisplayHeadings 【ディスプレイヘディングス】 | シートの行や列番号の表示、 非表示を切り替えます。 |
DisplayHorizontalScrollBar 【ディスプレイホリゾンタルスクロールバー】 | シートの水平スクロールバーの表示、 非表示を切り替えます。 |
DisplayVerticalScrollBar 【ディスプレイバティカルスクロール】 | シートの垂直スクロールバーの表示、 非表示を切り替えます。 |
シートの見栄えを変更するApplication【アプリケーション】オブジェクトのプロパティ
プロパティ | 内容 |
---|---|
DisplayFormulaBar 【ディスプレイフォミュラバー】 | 数式バーの表示と非表示を設定します。 |
シートの見栄えを変更するApplication【アプリケーション】オブジェクトのメソッド
メソッド | 内容 |
---|---|
ExecuteExcel4Macro 【エクズキュートエクセルマクロフォー】 | ツールバーの表示、非表示を設定します。 |
DisplayGridlines【ディスプレイグリッドラインズ】プロパティ
ワークシート枠線の表示、非表示を設定するには、Window【ウィンドウ】オブジェクトのDisplayGridlines 【ディスプレイグリッドラインズ】プロパティを使用します。
DisplayGridlines【ディスプレイグリッドラインズ】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayGridlines = 設定値
- オブジェクト(必須)
Window【ウィンドウ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
枠線の表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True 枠線を表示します。 False 枠線を非表示にします。
ワークシートの枠線を非表示にするコード
Sub 枠線非表示() ActiveWindow.DisplayGridlines = False End Sub
ワークシートの枠線を表示するコード
Sub 枠線表示() ActiveWindow.DisplayGridlines = True End Sub
DisplayWorkbookTabs【ディスプレイワークブックタブズ】プロパティ
シートのシート見出しの表示、非表示を切り替えるにはWindow【ウィンドウ】オブジェクトのDisplayWorkbookTabs 【ディスプレイワークブックタブズ】プロパティを使用します。
DisplayWorkbookTabs 【ディスプレイワークブックタブズ】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayWorkbookTabs = 設定値
- オブジェクト(必須)
Window【ウィンドウ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
シート見出しの表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True シート見出しを表示します。 False シート見出しを非表示にします。
シートの見出しを非表示にするコード
Sub 見出し非表示() ActiveWindow.DisplayWorkbookTabs = False End Sub
シートの見出しを表示するコード
Sub 見出し表示() ActiveWindow.DisplayWorkbookTabs = True End Sub
DisplayHeadings 【ディスプレイヘディングス】プロパティ
シートの行・列番号の表示、非表示を切り替えるには、Window【ウィンドウ】オブジェクトのDisplayHeadings 【ディスプレイヘディングス】プロパティを使用します。
DisplayHeadings 【ディスプレイヘディングス】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayHeadings = 設定値
- オブジェクト(必須)
Window【ウィンドウ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
シートの行、列番号の表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True 行、列番号を表示します。 False 行、列番号を非表示にします。
シートの行・列番号を非表示にするコード
Sub 行列番号非表示() ActiveWindow.DisplayHeadings = False End Sub
シートの行・列番号を表示するコード
Sub 行列番号表示() ActiveWindow.DisplayHeadings = True End Sub
DisplayHorizontalScrollBar 【ディスプレイホリゾンタルスクロールバー】プロパティ
シートの水平スクロールバーの表示、非表示を切り替えるには、Window【ウィンドウ】オブジェクのDisplayHorizontalScrollBar 【ディスプレイホリゾンタルスクロールバー】プロパティを使用します。
DisplayHorizontalScrollBar 【ディスプレイホリゾンタルスクロールバー】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayHorizontalScrollBar = 設定値
- オブジェクト(必須)
Window【ウィンドウ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
水平スクロールバーの表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True 水平スクロールバーを表示します。 False 水平スクロールバーを非表示にします。
ワークシートの水平スクロールバーを非表示にするコード
Sub 水平スクロールバー非表示() ActiveWindow.DisplayHorizontalScrollBar = False End Sub
ワークシートの水平スクロールバーを表示するコード
Sub 水平スクロールバー表示() ActiveWindow.DisplayHorizontalScrollBar = True End Sub
DisplayVerticalScrollBar 【ディスプレイバティカルスクロール】プロパティ
シートの垂直スクロールバーの表示、非表示を切り替えるには、Window【ウィンドウ】オブジェクトのDisplayVerticalScrollBar 【ディスプレイバティカルスクロール】プロパティを使用します。
DisplayVerticalScrollBar 【ディスプレイバティカルスクロール】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayVerticalScrollBar = 設定値
- オブジェクト(必須)
Window【ウィンドウ】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
垂直スクロールバーの表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True 垂直スクロールバーを表示します。 False 垂直スクロールバーを非表示にします。
ワークシートの垂直スクロールバーを非表示にするコード
Sub 垂直スクロールバー非表示() ActiveWindow.DisplayVerticalScrollBar = False End Sub
ワークシートの垂直スクロールバーを表示するコード
Sub 垂直スクロールバー表示() ActiveWindow.DisplayVerticalScrollBar = True End Sub
DisplayFormulaBar【ディスプレイフォミュラバー】プロパティ
数式バーの表示、非表示を切り替えるにはApplication【アプリケーション】オブジェクトのDisplayFormulaBar【ディスプレイフォミュラバー】プロパティを使用します。
DisplayFormulaBar【ディスプレイフォミュラバー】プロパティの書式と設定値の説明
オブジェクト.DisplayFormulaBar = 設定値
- オブジェクト(必須)
Application【アプリケーション】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
数式バーの表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True 数式バーを表示します。 False 数式バーを非表示にします。
ワークシートの数式バーを非表示にするコード
Sub 数式バー非表示() Application.DisplayFormulaBar = False End Sub
ワークシートの数式バーを表示するコード
Sub 数式バー表示() Application.DisplayFormulaBar = True End Sub
※Applicationオブジェクトを操作するので、すべてのWorkBookのWorksheetの
数式バーが非表示になります。「非表示のコード」を実行したら
WorkBookを閉じる前に「表示のコード」を実行しましょう。
ExecuteExcel4Macro【エクスキュートエクセルフォーマクロ】メソッド
メニューバーを非表示にするにはApplication【アプリケーション】オブジェクトのExecuteExcel4Macro【エクスキュートエクセルフォーマクロ】メソッドを使用します。ExecuteExcel4Macro【エクスキュートエクセルフォーマクロ】メソッドは、古いマクロ言語であるExcel4.0のマクロを実行します。そのSHOW.TOOLBAR【ショウツールバー】関数を使用してメニューバーを非表示にします。
メニューバーは非表示にするとシート操作の実行ができなくなりますが、右スミの×で閉じて再び開くとメニューバーは復活し
ます。
ExecuteExcel4Macro【エクスキュートエクセルフォーマクロ】メソッドのSHOW.TOOLBAR【ショウツールバー】関数の書式と設定値(引数)の説明
オブジェクト.ExecuteExcel4Macro “SHOW.TOOLBAR(“”Ribbon””,設定値)”
- オブジェクト(必須)
Application【アプリケーション】オブジェクトを指定します。 - 設定値(必須)
数式バーの表示、非表示をブール型の値で指定します。設定値 内容 True メニューバーを表示します。 False メニューバーを非表示にします。
ワークシートのメニューバーを非表示にするコード
Sub メニューバー非表示() Application.ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",False)" End Sub
ワークシートのメニューバーを表示するコード
Sub メニューバー表示() Application.ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",True)" End Sub
すべてを非表示にするコード
Sub すべて非表示() With ActiveWindow .DisplayGridlines = False .DisplayWorkbookTabs = False .DisplayHeadings = False .DisplayHorizontalScrollBar = False .DisplayVerticalScrollBar = False End With With Application .DisplayFormulaBar = False .ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",False)" End With End Sub
すべてを表示にするコード
Sub すべて表示() With ActiveWindow .DisplayGridlines = True .DisplayWorkbookTabs = True .DisplayHeadings = True .DisplayHorizontalScrollBar = True .DisplayVerticalScrollBar = True End With With Application .DisplayFormulaBar = True .ExecuteExcel4Macro "SHOW.TOOLBAR(""Ribbon"",True)" End With End Sub
すべて非表示のコード実行結果
以上で、シートの見栄えを変更する方法についての解説を終了します。
ありがとうございました。