日付や時刻に関する関数
関数 | 内容 |
---|---|
TODAY【トゥデイ】 | 現在の日付を取得します。 |
NOW【ナウ】 | 現在の日付と時刻を取得します。 |
TODAY【トゥデイ】関数
TODAY【トゥデイ】関数の書式
=TODAY()
セルに=TODAY()と入力すると現在の日付が表示されます。TODAY関数に引数はありませんが、戻り値として現在の日付が返されるので、TODAYの後に()カッコを付けます。
表示形式を変更してみます。セルをマウスで右クリックしてメニュを表示し「セルの書式設定」を選択します。
NOW【ナウ】関数使い方
NOW関数の書式
=NOW()
セルに=NOW()と入力すると現在の日付と時間が表示されます。NOW関数に引数はありませんが、戻り値として現在の日付が返されるので、NOWの後に()カッコを付けます。
表示形式を変更してみます。セルをマウスで右クリックしてメニュを表示し「セルの書式設定」して書式設定のダイアログを開きます。
書式を「yyyy/m/d h:mm」から「yyyy”年”m”月”d”日”h”時”mm”分”ss”秒”」にテキストボックスを使って変更してみます。最後にssを追加します。ssを追加すると秒単位の時間が取得できます。
TODAY関数とNOW関数を使うと、動的な日付や時間が取得できます。例えば、セルを操作したタイミングやワークブックを開いた時などに最新の日付や時間に変更されます。
日付や時間を取得するショートカットキー
上記の関数を使わなくても、キーボードのショートカットキーでも日付や時刻の取得ができます。
但し、静的な日付や時刻の取得になります。一度取得した日時は、日時が経過しても変わりません。
日付を取得するショートカットキー
日付を入力したいセルをアクティブ(選択)にします。
Ctrl(コントロール)キーと ; (セミコロン)を同時に押します。
日付が入力されました。
時間を取得するショートカットキー
時間を入力したいセルをアクティブ(選択)にします。
Ctrl(コントロール)キーと : (コロン)を同時に押します。
時刻が入力されました。
日付と時間のシリアル値
「エクセル」では、日付や時間を「シリアル値」で管理しています。シリアル(Serial)は「直列の」という意味がありシリアル値は「連続した数値」という意味があります。
日付のシリアル値は、1900年1月1日を起点に、日数経過とともに1ずつ加算した値です。
時間のシリアル値は、24時間を1とします。最大値が1でその後は0にもどります。00:00が1で12:00が0.5 1分が0.000694444になります。
エクセルでは、シリアル値をもつことにより、日付や時間の計算を簡潔にしています。
日付データから年・月・日を抽出する関数
関数名 | 書式 | 内容 |
---|---|---|
YEAR【イヤー】 | YEAR(日付データ) | 日付データから「年」を取得します。 |
MONYH【マンス】 | MONYH(日付データ) | 日付データから「月」を取得します。 |
DAY【デイ】 | DAY(日付データ) | 日付データから「日」を取得します。 |
実行例
時刻データから時・分・秒を抽出する関数
関数名 | 書式 | 内容 |
---|---|---|
HOUR【アワー】 | HOUR(時刻データ) | 時刻データから「時」を取得します。 |
MINUTE【ミニット】 | MINUTE(時刻データ) | 時刻データから「分」を取得します。 |
SECOND【セコンド】 | SECOND(時刻データ) | 時刻データから「秒」を取得します。 |
実行例
「年・月・日」「時・分・秒」を、日付・時刻データに変換する関数
関数名 | 書式 | 内容 |
---|---|---|
DATE【デイト】 | DATE(年,月,日) | 「年・月・日」を日付データに変換します。 |
TIME【タイム】 | TIME(時,分,秒) | 「時・分・秒」を時刻データに変換します。 |
以上で、日付と時刻を扱う関数の解説を終了します。
ありがとうございました。