TimeSerial【タイムシリアル】関数
時・分・秒を個別に指定して時刻データを取得するには、TimeSerial【タイムシリアル】関数を使用します。
TimeSerial【タイムシリアル】関数の書式と引数の説明
TimeSerial(Hour,Minute,Second)
【戻り値】バリアント型(内部処理形式DataのVariant)
- Hour【アワー】(必須)
時を表す 0 ~ 23 (AM12:00~PM11:00)の範囲の数値または数式や関数を指定します。
数値範囲を超えた値を設定した場合、その超過分は「翌日」に繰り上げられます。 - Minute【ミニッツ】(必須)
分を表す0~59(0分~59分)の範囲の数値または数式や関数を指定します。
数値範囲を超えた値を設定した場合、その超過分は「時」に繰り上げられます。 - Second【セコンド】(必須)
秒を表す0~59(0秒~59秒)の範囲の数値または数式や関数を指定します。
数値範囲を超えた値を設定した場合、その超過分は「分」に繰り上げられます。
※各引数に設定した値が-32768~32768の範囲を超えた場合はエラーが発生します。
※3つの引数で指定した時刻が、00:00:00~23:59:59(AM12:00:00~PM11:59:59)の範囲内にない場合は正しく計算されません。
現在の時間から10秒後にメッセージを表示するコードと解説
Sub 時間計算() Application.Wait TimeSerial(Hour(Time), Minute(Time), Second(Time) + 10) MsgBox "10秒経過しました。" End Sub
Application【アプリケーション】オブジェクトのWait【ウエイト】メソッドを使用して、マクロの実行を指定時刻まで停止します。引数Time【タイム】に
TimeSerial関数で開始時刻を指定します。
第一引数の「Hour」にHour関数の引数にTime関数を指定して現在の「時」を取得します。第二引数の「MInute」にMinute関数の引数にTime関数を指定して現在の「分」を取得します。第三引数の「Second」にSecond関数の引数にTime関数を指定して現在の「秒」を取得して10秒を加算して10秒後の時刻を指定します。
TimeSerial関数で開始時刻を指定します。
第一引数の「Hour」にHour関数の引数にTime関数を指定して現在の「時」を取得します。第二引数の「MInute」にMinute関数の引数にTime関数を指定して現在の「分」を取得します。第三引数の「Second」にSecond関数の引数にTime関数を指定して現在の「秒」を取得して10秒を加算して10秒後の時刻を指定します。
TimeSerial 【タイムシリアル】関数の使用例
使用例 | 結果 |
---|---|
TimeSerial(10,0,0) | 10:00:00 |
TimeSerial(10,60,0) | 11:00:00 |
TimeSerial(10,0,60) | 10:01:00 |
TimeSerial(10,59,60) | 11:00:00 |
TimeSerial(10,-1,-1) | 9:58:59 |
以上で、TimeSerial【タイムシリアル】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。
日付・時刻関数一覧表
日付や時刻の関数一覧表です。関数名がリンクになっています。
クリックすると詳細説明ページが開きます。
関数名 | 説明 |
---|---|
Date | 現在の「日付」を取得します。 |
Year | 日付から「年」を取得します。 |
Month | 日付から「月」を取得します。 |
Day | 日付から「日」を取得します。 |
DatePart | 年・月・日を部分的に取得します。 |
Now | 現在の「日時」を取得します。 |
Time | 現在の「時刻」を取得します。 |
Hour | 時刻の「時」を取得します。 |
Minute | 時刻の「分」を取得します。 |
Second | 時刻の「秒」を取得します。 |
Weekday | 曜日を表す「整数値」を取得します。 |
WeekdayName | 曜日を表す整数値を「曜日名」に変換します。 |
DateSerial | 年・月・日を表す整数値から日付データに変換します。 |
TimeSerial | 時・分・秒を表す整数値から時刻データに変換します。 |
DateDiff | 日付や時間の間隔を計算します。 |
DateAdd | 時間を加算または減算した日付や時刻を取得します。 |
Timer | 経過した秒数を取得します。 |
CDate | データ型を日付型に変換します。 |
IsDate | 日付や時刻として扱えるかを調べます。 |
DateValue | 日付を表す文字列式を日付型(Date)に変換します。 |
TimeValue | 時刻を表す文字列式を日付型(Date)に変換します。 |