StrComp 【ストリングコンペア】関数
2つの文字列を比較するには、StrComp 【ストリングコンペア】関数を使用します。
StrComp 【ストリングコンペア】関数の書式と引数の説明
[]内は省略可能です。
StrComp(String1,String2[,Compare])
【戻り値】 バリアント型 (内部処理形式 String の Variant)
- String1【ストリングワン】(必須)
比較する文字列を指定します。 - String2【ストリングツゥ】(必須)
比較するもう一方の文字列を指定します。比較した結果 戻り値 String1はString2未満 -1 String1とString2は等しい 0 String1はString2を超える 1 StrComp【ストリングコンペア】関数で文字列を比較するとき、引数Compare【コンペア】にvbBinaryCompare(バイナリモード)が指定されている場合は、文字コードの順番。vbTextCompare(テキストモード)が指定されているときは、50音やアルファベットの順番を比較することで文字列の違いを判断しています。
- Compare【コンペア】(省略可)
文字列を比較するモードを指定します。vbCompareMethod列挙型の定数または、値で指定します。省略した場合は、vbBinaryCompare(バイナリモード)が指定されます。
定数 | 値 | 内容 |
---|---|---|
vbBinaryCompare 【ブイビーバイナリコムペール】 | 0 | バイナリモードで比較 |
vbTxetCompare 【ブイビーテキストコムペール】 | 1 | テキストモードで比較 |
※バイナリモード:完全に一致するかを比較
※テキストモード:大文字/小文字、全角/半角、ひらがな/カタカナの区別なしに比較
A1セルとB1セルに入力されている文字列が等しいか判定するコード例
Sub 比較() Dim string1 As String Dim string2 As String string1 = Range("A1") string2 = Range("B1") If Not StrComp(string1, string2) = 0 Then MsgBox "文字列は等しくありません。" Else MsgBox "文字列は等しいです。" End If End Sub
以上で、StrComp【ストリングコンペア】関数についての解説を終了します。ありがとうございました。
文字列関数一覧表
文字列関数の一覧表です。関数名のリンクで詳細ページが開きます。
関数 | 内容 |
---|---|
Format | データの表示書式を変換 |
Left | 文字列の左端から文字列の一部分を取り出す |
Right | 文字列の右端から文字列の一部分を取り出す |
Mid | 文字列の指定した一部分を取り出す |
LeftB | 文字列の左端からバイト数で文字列の一部分を取り出す |
RightB | 文字列の右端からバイト数で文字列の一部分を取り出す |
MidB | 文字列の指定位置からバイト数で文字列の一部分を取り出す |
Len | 文字列の長さを取得する |
LenB | 文字列のバイト数を取得する |
Chr | ASCIIコードに対応する文字を取得する |
Asc | 文字に対応するASCIIコードを取得する |
StrConv | 文字の種類を変換する |
LCase | アルファベットの大文字を小文字に変換 |
UCase | アルファベットの小文字を大文字に変換 |
LTrim | 文字列の先頭にあるスペースを削除する |
RTrim | 文字列の末尾にあるスペースを削除する |
Trim | 文字列の先頭と末尾のスペースを削除する |
Replace | 文字列を置換えする |
Space | スペースを追加する |
String | 文字を指定した数表示する |
StrComp | 2つの文字を比較する |
InStr | 文字を文字列の先頭から検索する |
InStrRev | 文字を文字列の末尾から検索する |